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子犬がフィラリアに感染するとどうなる?

2019年08月05日
目を閉じる犬

子犬がフィラリアに感染すると心臓の働きに支障をきたすケースが多いです。フィラリアの成虫は心臓の右心室にある肺動脈に寄生し、その血流を妨害するように動きます。その結果、血流を十分に流すことが出来なくなり、子犬の体内では酸素不足が発生します。突然息切れが多くなった場合にはフィラリアに感染している可能性があります。また、右心室に戻ってくる血流も邪魔されてしまうので、全体の血流が悪くなります。咳が出たり、腹水が溜まったりした場合にはその影響が出ている可能性が高いと言えるでしょう。

フィラリアに感染してもすぐにその影響が出るわけではありません。子犬の体内にもたらされるフィラリアは幼虫の状態であり、その状態では犬の健康を害する可能性が低いです。しかし、血中でフィラリアの幼虫が育ってしまうことによって成虫になると、一気にその症状を表すようになります。子犬から成犬、老犬に至るまで幅広く感染の危険性があることが分かっています。

フィラリアの症状は体内にいる成虫の数で決まります。成虫の数が増えるとその症状は非常に重くなり、場合によっては呼吸が困難になってしまうことも起こり得ます。心臓の中にいる成虫の数は超音波などを使って検査することで、簡単に調べることが出来ます。既に症状が出ている場合には予防薬を使うことが出来ないので、駆虫薬など治療薬を使用します。大量に成虫がいる場合は薬だけで対処できなくなります。その場合は釣り出し法という外科手術を行います。

フィラリアが体内からいなくなると症状が治まるケースが多いものの、必ずしもそうとは限らないケースもあります。成虫の影響によって心臓に対して重大な影響を与えられてしまった場合には、治療後も機能障害が残ることがあるので注意が必要です。その際には心臓病の治療へと移行していくことになります。そのため、予防しておく必要性は高いと言えるでしょう。子犬は外で遊ぶ機会が多く、感染のリスクが高いとされます。たとえ頻繁に外で遊んでいる場合でも、確実に予防薬を使用することで防ぐことは可能です。万が一感染してしまった場合には早期の治療が必要となります。

フィラリアの症状は個体差があるものの、呼吸をしにくそうにするケースが多いです。少しの運動で疲れてしまっている様子が見られた場合は、特に注意しておきましょう。血流に影響を与える寄生虫なので、見た目に症状が表れにくいこともありますが、よくよく観察しているとその症状を早く見つけやすくなります。