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危険なフィラリアの末期症状とは?

2019年10月16日

フィラリアの末期症状には特に注意しておく必要があります。具体的な末期症状としては腹水、血尿、貧血、多臓器不全などがあります。腹水とはタンパク質を含む体液が腹腔と呼ばれる部分に溜まる症状であり、心不全を原因として起こることが多いです。フィラリアに感染すると心臓の働きが悪くなり、血流が妨げられてしまうので腹水が起こりやすくなります。血尿は尿に血が混じることを言います。他の症状に比べると非常に見つけやすいことから、血尿が出たことによりフィラリアの感染症が悪化していることに気づくというケースも多いです。貧血や多臓器不全も心臓の働きが妨げられることによって起こります。

フィラリア症の末期症状が出始めると明白に犬の動きがいつもと違うような状態になります。少し動いただけでも酸素が不足してしまうので、自分からたくさん動こうとすることは少ないと言えるでしょう。また、様々な臓器に支障をきたすことでエサを取ることに後ろ向きになるケースも多いです。この段階になる前に動物病院に連れていく方がほとんどですが、万が一治療を開始していなかった場合には命に係わる事態にもなり得ます。すぐに治療を行うことで完治させられる可能性が上がります。

フィラリアの末期症状の中でも特に注意が必要となるのが多臓器不全です。胃や肝臓、小腸などの臓器が正常に働かなくなります。多臓器不全が深刻化するとフィラリアを治療した後も、障害が残ってしまう可能性があります。例えば腸に障害が起こったときには消化不全に陥ります。消化が上手くできなくなると食欲も大幅に低下するため、どんどん弱ってしまう原因となります。肝臓に障害が発生した場合は体内に有害な物質が入ってきた時に、対処できなくなるために他の疾病を引き起こす可能性があります。フィラリア症は放置しても基本的に治ることがなく、徐々に症状が悪化します。早く治療を開始しなければあっという間に末期症状まで進行する可能性もあるので、注意しておくようにしましょう。

末期症状により、複数の病を併発した場合にはそれぞれの症状に対して個別で治療していく必要があります。対処すべき症状の優先順位を獣医師と相談して決定することが大切です。末期症状が発生したことによって、食事が一切行えなくなった場合は点滴などで栄養を補給することも重要となります。体調を整えながら完治を目指していくことが犬の命を守るためには欠かせません。